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見知らぬ少女を泊めた話 

カテゴリ:太陽魔術

父は「太陽魔術」に次のようなエピソードを書いていました。
「見知らぬ少女を一晩泊めてやったら、寝小便で布団を汚して知らん顔で出ていった。
後になって、街で何やら悪いことをして逃げてきた女だったことを知った。」
そんな話です。
父は少し変わっていて、困っているらしい人を見ると怪しむこともなく泊めてあげたり、自分が無一文になってもお金を貸してあげたりしたりして、母を困らせていたようです。
そんな自分だから、神話が聞こえてきたのかもしれないと、自分でも言っています。


<見知らぬ少女に一宿一飯>

あかぎれの手をして,ずんぐりした太っちょの少女が、短い午后の陽ざしのなかを男の家にはいった。
「休ませてください。これから八キロほどの山奥のほうへ行くんだけど、室蘭からあるいてきたから、つかれちゃったワ」
と、ギョロリ目玉をしてニヤリとほほゑんでみせた。
「ああ.いいヨ.あがれ、あがれ」
「主人に休暇もらったから、姉の家さ行くのヨ」
「これから二里ぢや、夜中になるゾ、俺のとこへ泊れヨ、泊りなさい」と.男は.相手が返事もしないうちに、うなづいて一人できめて、腰をすゑさせてしまふ。
翌朝、少女は自分のフトソをそそくさとかたづけて.モリモリめしをくってから、あまりしゃべりもせずに、あっけなく出ていった。
街からの噂をきかされたのは昼すぎだ。
「わるいことをしてにげてきた女中がゐるそうだヨ」
「アレ、あの女だナ」
家の者が.少女のフトンをあけてみて大きい声をあげてゐる。
寝小便が二枚をとほしてあるし、おまけに、シラミがソヨソヨとあるいてゐるとさわぐ。
男は.家族にあいそつかされ、からかはれて、天井をみつめうすら笑ひをし、こともなげの心をよそほふのに苦労をする。ゴロリとねころんで、「しかし,あの女もあはれなものだナ」と、ヤツパリ同情をしてゐる。

―――― 俺は、すこしかはってゐるのかナ。
この男だから、このような神話がきこえたのかもしれない。
その神話をつぎつぎに分けてひろげて、つきるところをしらずにすすめて行くのだ。



「至宝わゐうゑを図譜(その1)」をアップしました。
すべての生き物は9心型の組合せから出来ているということについて書いております。
わかりにくい文で、私も良くわからないのですが、興味のある方は こちら をご覧ください。
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