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随筆 世界語行脚(1) 

カテゴリ:随筆 世界語行脚

シブヤ シゲヨシの著書「アイヌ語と英語」に収録されている、「随筆 世界語行脚」を紹介していきます。
長い文が続くと目が疲れるのではないかと思い、目を休めていただくために、文中に写真を挿入してみました。
写真は、管理人(E-Shibuya)撮影のもので、文とは直接関係ありません。



はじめに、ことはッておくけど、私は、芸術かなづかひで、書くことを、くふうするョ。
恋とはなんだろうと言ったら、まづ、恋を(コヒ)と書いて、声の感情で、考へてみるのです。
その、声の感情のかなづかひを、してみるのです。
私だけの、芸術かなづかひで、書くことにしてみるョ。
(恋)のことを(コヒ)と書いたネ。
これは、私の言ふ、コトバの心を示して読ませたい、芸術かなづかひで、書いてみたんだヨ。
恋とは、なんだろうネ。
春はネ、春、夏、秋、冬、の、春はネ。
いろいろの草木の芽が出て、生長して行くネ。
葉をひろげえて行くネ。
茎も幹も伸びていくネ。
どこへ行くノ。
実のなるところへ行くんぢゃないだろうヵ。
実がなッて、種子をおとすところへ行くんぢゃないだろうヵ。
春の草木は、芽をだして、丈を伸ばして、せッせ、せッせと、空気や日光や水や土やからの養分を集めて、だんだん蕾もふくれて、やがて花もさく、とゆふところへ、進んで行く時だとおもふョ。 

IMGP2037.jpg

あのねェ、(恋)のところはネ。
つぼみが、ふくれて、花べんがひらく、そしてネ。花べんがひらいて、雄しべの心が、とんで行こう。
花べんがひらいて、雌しべの方は、待ッてゐよう。
このへんが、(恋)だろうナ。
行く先は、実をつくッて種子をおとすところまでなんだが、雄しべの力と雌しべの力とがいッしョになってしまふころからは、雄と雌の心が一緒になるので、このへんからは、(恋)よりも、(愛)のほうが強くなッて行くんだろうナ。
(恋)のときにも(愛)はあるけどサ。
この頃までは、まだ(愛)よりも(恋)の方が強いんだヨ。
雄しべと雌しべとが、分かれてゐて呼び合ッてゐるときには、(恋)のほうが強いんだヨ。
そして、いッしョになったときからは(愛)の方が強くなるんだョ。
いッしョになって、(愛)の方が強くなッても、(恋心)はあるけれど、もう体の中のほうだョ。
あのねェ。葉をひろげ、つぼみがふくれ、だんだん花べんをひろげる、そうゆふ姿は、生物には、(心をひろげて行く)とゆふ、心と体があると、私は思ふのサ。
たとへばサ。目をあけて、何かほしいなァ、とゆふ気がおきたら、瞼をひろげて、みまはす。
食べたいなァ、とゆふ気がおきたら、口をひろげて行ッて、入れたい。
手をひろげて行ッて、つかみたい。
いいかい、この手をネ。取りたいものがあると、こう、五本の指をひろげていくだろう。
そして、それを、つかもうとするョ。
この、食べたいものへ、口をひろげていく、取るものへ、手をひろげて行く。見るものへ瞼をひろげていく。
もッとひろげてたとへば、大学へ行きたくて、希をひろげていく、商売を大きくしたて、品物をひろげていく。
人にも、ちョうど、木が八方へ枝をひろげ、葉をいッぱいひろげていくように、八方へ心をひろげてい、心体がある、と思ったョ。
この、ひろげる心体から声がでたら、私は、(ハヒフヘホ、HBVP系統を叫ぶ)と、考へてみたのサ。
人体ではネ、瞼も唇もひろがるし、皮も膜もひろがるし、胃袋も膀胱もふくれる、と思ふヨ。
人の体にある(ふくれる心体)は、いろいろのところに、あらはれるわけだ。この(ふくれていく心体)が、声をだしたら、(ハヒフヘホ、HBPVF系統を叫ぶ)と考えたョ。

DSCF0927.jpg

(恋)ッて、なんだネ。
なんだかしらないが、私の考へたところでは、男なら女へ、女なら男へ、子供なら親へ、親なら子へ、すきで、
コ(カ行)迎入心 ヒ(ハ行)拡大心 ・・・・迎えたい 思ひをひろげていく。
男女の間でなら、すきで、迎えたい、ほしい心をひろげていく、と、(コヒ)の字の感情から考へて、思うんだヨ。
つぎからつぎとその相手へ、すきで、思ひがひろがッていッて、どうにもならないョ。
ほしいんだろう。すきだから、探したいんだろう。すきがから、語りたいんだろう。すきだから、誘ひたいんだろう。
すきだから、抱きたいんだろう。

ともかく、ヒ・・(思ひがひろがッていく)んだョ。
その(ひろがッていく心)はハ行を叫ぶ、と私は言ッたネ。
だから私は、(恋)のことを、芸術かなづかひで、(コヒ)と書くのサ。
(コヒ)のヒに、(思ひをひろげていく)感情があるとしたら、コヒのコにも、感情があるわけだヨ。
カ行は(迎える、受ける、引く)などとゆふ感情と考えるけど、これはまた、カ行のときによく話すヨ。
カ行は、迎へる心だし、ハ行は、ひろがる、ふくれてゆく心だし、そしたら、コヒの字では、(迎えたいと、ほしい心をひろげる)となるのだよ。

img003a.jpg 



※ 文字だけが長く続くと、読みにくいのではないかと思い、文中に写真を入れてみたのですが、関係の無い写真を入れると、全体の雰囲気を壊すのではないかとの心配もあります。
ご意見をいただけると有難いです。
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